韓国における看護師と看護助務士との給与は?

 韓国における看護師(간호사)看護助務士(간호조무사)の給与格差は、およそ1.8倍〜2倍近くの開きがあると予想されている。資格取得に必要な教育課程(4年制大学 vs 学院・専門高校)や、看護法で定められた業務上の責任・権限の違いが、賃金体系に直接反映されているためである。

平均年収・月収の比較

厚生・労働関連の統計(韓国保健社会研究院や雇用労働部の調査データ等)に基づくおおよその水準は以下の通り。

区分看護師(간호사)看護助務士(간호조무사)
平均年収

約 4,500万 〜 5,500万ウォン


(日本円:約 500万 〜 610万円)

約 2,500万 〜 3,000万ウォン


(日本円:約 280万 〜 330万円)

平均月収約 350万 〜 450万ウォン約 200万 〜 240万ウォン
給与の特徴

大手総合病院・大学病院では高水準。


夜勤手当・危険手当などの諸手当が多い。

診療所(クリニック)勤務が多く、最低賃金水準またはそれに近い給与体系が多い。

※ 100ウォン ≒ 11.1円換算。勤務先(大学病院か個人クリニックか)や夜勤の有無によって変動。


格差が生じる主な要因

  1. 勤務先の規模の違い

    • 看護師: 給与水準・福利厚生が手厚い大学病院や大型総合病院(上級総合病院)への就職割合が高く、年収が上がりやすい傾向があります。大型病院の3交代勤務看護師の場合、初任給でも年収4,500万〜5,000万ウォンを超えるケースは珍しくない。

    • 看護助務士: 全体の約7〜8割が医院級(個人クリニック)や療養病院で勤務しています。個人クリニックは経営規模が小さいため、基本給が最低賃金付近に設定されることが一般的

  2. 手当の違い(夜勤・交代制勤務)

    • 看護師は24時間体制の病棟勤務が多く、夜勤手当・休日手当・オーバータイム手当が給料の大きな割合を占める

    • 一方、個人クリニック勤務の看護助務士は日勤帯メインの勤務が多く、各種手当がつきにくい構造になっている


  3. 昇進・昇給体系

    • 看護師は病院内のキャリアパス(主任、師長など)や勤続年数に応じた昇給体系が整備され、しかも労働に対する組織化も進んでいる、

    • 看護助務士は年数が経っても大幅な昇給に繋がりにくく、賃金の上昇曲線(賃金ピーク)が緩やか

このように、教育基盤・法的責任・勤務する医療機関の規模の違いから、韓国の看護師と看護助務士の間には明確な給与格差が存在していると推定される。

<2026年8月1日現在のデータ>

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